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商圏の質を知る~カフェチェーンの出店傾向~

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小売・飲食チェーン企業のGIS(地図情報システム)による商圏分析の歴史は古く、約20年前からと言われています。。経験と勘だけではなく、データに基いて意思決定する必要性を早くから感じていたのでしょう。彼らの昨今の分析テーマで多いのは、店舗商圏内の消費者のボリュームを知るだけではなく、商圏の質をとらえて地域ニーズに合致した施策を打つというものです。
では、どのようにしてマケットボリュームだけではなく、質を知ることができるのでしょうか?

居住者プロファイリングデータ

地域の質を知るデータとして居住者プロファイリングデータという地域分類データがあります。全国の町丁目を人口・家族構成・住居・職業など様々な指標を用いて30パターンの居住特性に分類したものです。例えば◯◯町◯◯丁目は「念願のマイホーム」という居住特性で、ニューファミリー世帯が多く、持ち家比率が高く、居住年数が短い特徴があるといった具合です。

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【町丁目単位の居住特性分布】

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【6グループ30セグメントの地域分類】

大手カフェチェーンの出店立地の居住特性

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今回はこのデータを用いて、大手カフェチェーン14ブランドの出店傾向を調べてみました。グラフは全国の約4,600店舗を地図上にプロットし、30パターンの居住特性単位で集計したものです。横軸は1~30のクラスター番号、縦軸はカフェチェーン全体の店舗数を表します。一番出店が多い居住特性は15番の「都会のセレブ」、一番少ないのは山奥のブルーカラーということがわかります。「都会のセレブ」は人口総数の3.99%を占め、年齢は20代~30代前半に集中しています。子どもと高齢者の比率が低く、若者単身世帯が世帯構成の多くを占めます。富裕度が高く、マンション住まいが多い特徴のあるエリアです。一方、「山奥のブルーカラー」は人口総数の1.04%を占め、圧倒的に高齢者の比率が高く、2人世帯数が突出しています。富裕度は高くなく持家一戸建ての多いエリアです。

このような地域分類データは、商圏ボリュームを知るだけでは発見できない地域傾向を読み解くために有効です。

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